𓅿情緒不安定OLの備忘録 ☄︎

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ヨーロッパ旅行記~スリは実在したの巻~

6月25日日曜日

本来の予定より少し早めにホテルを出発し、昨日行けなかったミケランジェロ広場へ。
まだ朝の7時半なのでツアー客以外人がいない。

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ミケランジェロ広場から眺める朝靄の中のフィレンツェは、とても綺麗。
その為、映画や絵画を見ているようでまたもや実感のないまま見学は終了。


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有名なダビデ像。特に感想無し。



フィレンツェから1時間半の移動、ピサへ。
着いた頃にはカラッとした晴天になっていた。

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この可愛いのが表札らしい。家ごとにデザインも違う。


バスを降り、少し歩くとアフリカ系の人たちが腕にバッグやらスカーフやらぶら下げて売りつけてくる。
脇には雑貨などの露店もある。
楽しそうだしじっくり見てみたいけどどうせメイドインチャイナだよな、なんて考えながらTさんと現地ガイドさんに着いて歩く。



今はもう跡形も覚えていない説明を聞きながら見学。
天気が最高すぎて、どこをどう撮っても映える。

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ピサの斜塔は、テレビで見るより傾いてないように見えた。
ならでは のポーズでツアー参加者さんと写真を撮りあう。

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30分ほど自由時間。
トイレは有料。いくらか忘れたが小銭を払う。

そろそろ集合場所へ向かおうと思い、広場を出る。
……どこからどう歩いてきたのかさっぱり記憶にない。大した距離は歩いていないのに。ぼーっとしすぎた。
手元にある手書きの地図を見てもよく分からない。
5分ほど迷い内心パニックになっているが、
とりあえず落ち着いて、集合場所へと向かう他の参加者を見つけよう!と血眼で歩き回る。

思惑通り見つけることができた。
たまたま近くにいた風を装い着いて行く。
無事集合場所へたどり着いた。



再びバスでフィレンツェへ戻り市内観光。
ここでもガイドさんがいたが何にも覚えていない。その時は感心する話ばかりだったのに。

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ビーナスの誕生 を見たことは覚えている。
日程表曰く、ウフィツィ美術館というところに展示されているらしい。
ホグワーツ城みたいだな、と思った気がする。割と暗めの館内。

ミュージアムショップで、可愛くてお洒落で使い道のない鉛筆を7本も買う。
お土産は足りないより余るほうがマシなのでとりあえず買っておく。鉛筆7本は今も家にある。

ショップを出た所で、参加者の大人しい新婚の旦那さんが「財布から現金だけ抜かれた」とTさんに報告している。
大人しい旦那さんはずっと近くにいたので、怖くなって自分の財布を確認。現金もカードも無事、パスポート
もある。
彼は体に密着する斜めかけのバッグを背中側に回していたので、それでやられたのだろう。


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ドゥオモは外観のインパクトがありすぎて中も見学したがほぼ覚えていない。
(上記の写真が対になっているのかも分からない。)
確か人は結構いるのに儀式中かなんかでやけに静かだった。


ランチは何故か中華料理。
エビチリや青椒肉絲、チャーハンを食べた。味は普通。

ランチ後、当たり前のようにタクシー専用レーンを走るバスで4時間かけてローマへ。


途中、トイレ休憩も兼ねて革細工などを扱うお店へ寄る。

自分用に、苺モチーフのキーホルダー
弟妹に、猫モチーフのキーホルダー
祖父母と父に、色の綺麗な小銭入れを購入。
イタリアブランドのバッグもおいてあったが、ピンとくるものがないのでやめた。



晩ご飯はホテルで食べたみたいだが記憶はない。

ヨーロッパ旅行記~微妙な思い出の巻~

無事にTさんたちと合流し、ランチへ。


メニューは予め決まっているので仕方ないが、なぜイカスミパスタなのだ。
普通にトマトパスタでええやん…と心の中でずっと思っていたが値段、手間、提供時間の関係なのだろうか。

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食わず嫌いのイカスミパスタを食べる。
まずくはないが美味しくもない。味が薄い。
サラダも味がなく、誰かがドレッシングがあるか聞くと「ない。バルサミコ酢と塩、胡椒ならある。」と返され、みんなでぶつぶつ言いながらその三つを回して食べる。
どうやらイタリアはドレッシングをかけないのが普通らしい。
次行くことがあれば、小分けの醤油でも持って行こう。




微妙なランチを終え、ベネチアからフィレンツェへ向かう。
バスで3時間半もある。


途中寄ったパーキングエリアの自販機で温かいスープを買おうとした。が、小銭かクレジットカードしか使えないようで諦めようした時、
横からイタリア人らしきおじさんがにゅっと現れあれよあれよという間にスープが出来上がった。

おそらく、「はい、どうぞ。他の人の分までは奢れないよ(笑」みたいなことを言われたので
「リアリー?テンキューソーマッチ!!グラッツェ!!」と日本語英語でお礼を述べる。
何でもないコンソメスープだったが美味しかった。



当初の予定では、ミケランジェロ広場からフィレンツェの街並みを見ることになっていたが、偶然にも祭り?があり出店だらけでバスが止められないとなり、翌日へ繰り越すことに。

そのままホテルへ。

CONFERENCE FLORENTIA HOTEL
全体的にやけに薄暗いホテルだった。イメージはシャイニングのオーバールックホテル。

みんなで晩ご飯を食べ、寝た。

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海外の"ビデ "を知らず、そこで下着を洗った。
翌日Tさんが「言い忘れていたけどあれビデなの皆さん知っていましたよね?」と言っておりゾッとする。

水も水道と同じ水だし、手や布を便器につけてないから大丈夫大丈夫…と心の折り合いをつけている。




迷子になる前に見つけたベネチアの可愛いお店たち。

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ヨーロッパ旅行記~迷子のVeniceの巻~

6月24日土曜日
このホテルが一体イタリアのどこにあるのかさっぱり分からないまま宿泊したが、日程表を今一度確認したところベネチアらしい。
DOUBLETREE BY HILTON HOTEL VENICE NORTH
落ち着いた雰囲気で、ホテル周辺も原っぱが広がっているだけで本当に良かった。雰囲気は。


絆創膏を二つに切りたくて、受付係に「ハサミを貸して」とグーグル翻訳で頼んだら
「返してよ?」と言われた。
当たり前だろ、と思ったけど、今思い返すと日本以外のアジア人のしかも子供に見間違われていたのかな、とか。
目の前で絆創膏カットして即返却。

アジア人差別なのか、単に接客業=おもてなしではないのか、冷たい人は多い。
その分、優しい人はとことん優しい。



THE BREAKFAST を会場で食べる。
野菜が一つも無く、代わりにチーズとヨーグルトの種類は豊富だ。ヨーグルトはスーパーで売っているものをパックのまま出しているし、果物はリンゴすら切らずに丸ごと一個。
郷に入っては郷に従え が旅行のモットーなので食べやすそうなものだけ取る。

ツアーは席数が決まっているので毎回相席だ。
ここで一緒になった5人組のおばさんおじさん達が本当によく喋る人ばかりで、この方々のおかげでツアー中ずっと楽しかった。
私や、別グループにも「どこから来たの?」「名前は?」「なぜ参加したの?」と質問するので、他の参加者のことがよく分かった。
更に、一度喋った人のことを別グループに紹介してくれるので、ツアー中いつの間にか知らない同士でも喋ったりするまでなった。





今日もまた信じられないスピードのバスに乗り込みベネチアへ向かう。

トイレ付きの大型バスだが、「掃除が面倒だから」という理由でトイレは絶対使うなと言われた。同じ理由で飲食も禁止。飲んでいいのは水オンリー。
初めは驚いたが、これは他の国のバスも同じだったので、日本が特別すぎただけのようだ。


バスから船に乗り換える。
豪華客船が10隻以上停泊しており、この二日間で一番興奮した。


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賑やかな5人組の中のおじさんが撮ってくれたダサい自分。
おじさんは気を使って行く先々で写真を撮ってくれた。ありがたい…


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知らないおばさんと共に。一緒に写ると有料。



現地のガイドさんが案内してくれる。
ザ・イタリア人のおじさん。白シャツにタイトなパンツに革靴にサングラス。わざと?

色々説明してくれたが覚えているのは、大雨の時広場がよく冠水する ということだけ。


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これがおそらくサンマルコ寺院
メリーゴーランドの装飾みたいだなぁと思った。
予定表曰く入場したようだが全然覚えていない。


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ベネチアングラスの工房
何を見ても全部綺麗で、でも割ってしまいそうで歩き回るのが怖かった。作る過程も見学。
母に、今ベネチアにいる。と連絡すると「ベネチアングラスのピアスとネックレスを買って」とお願いされたので買う。非常に高かった。

街には沢山のガラス工房やお土産屋があるがメイドインチャイナがよく紛れ込んでいるらしい。ガイドさん情報なので確かだ。

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レースも有名らしい。
ちっちゃな工房だったがどの作品もすごく素敵でうっとり。



ゴンドラにのるオプションを予約していないのは、自分と賑やか5人組だけ。
ツアー予約時に、グループ毎なのか人数毎なのかと聞くと「グループ毎でしょう」と言われ、
孤独に一人で1時間もゴンドラに乗る勇気も頑丈な三半規管も持ち合わせていなかったのでやめた。
だが実際は人数毎に乗り込み、孤独になることはなかった。この件はアンケートに記入しておいた。

お世辞にもきれいな海と言えないので乗らなくてよかったとは思う。街歩きのほうが好きだし。
ベネチアの海は観光船が沢山来るので汚いうえに臭い。
ディズニーシーでは知り得ることのない情報だ。


添乗員のTさんに集合場所と集合時間を決められ、適当に街を歩き始める。
本当に適当に。目印の教会の塔は高く聳え立ち、グーグルマップもあるので安心しきり気の赴くままに歩き続ける。
気づいた時には迷子だった。
目印の教会は見えるのにどう歩いても近づかない、むしろ離れる一方。
グーグルマップは通れない道を案内するし、もはや自分がどの方角にいるのかさえ分からなくなっている。
15分ほど彷徨い続けパニックになっていたら、狭い路地で先ほどのイタリア人ガイドさんが現れ、目が合う。

こういう時の運は人一倍強い。広くてごちゃごちゃと迷路のようなベネチアで30分前に別れたガイドさんと出会うなんて。奇跡だ。

「なんでここに居る?なんでゴンドラ乗らない?」とびっくりされた。
30人のツアー客、しかも2時間ほどの同行なのに顔を覚えてるガイドさんにこちらも驚いた。
「船酔いするから申し込みしていない。ここに行きたいんだけどわかりますか?」と尋ねると
連れて行ってあげる!と案内してくれた。
迷路のような道を歩き無事集合場所へ着いた。

ベネチアで何を見たかを忘れてもこの出来事は一生忘れないだろう。