𓅿情緒不安定OLの備忘録 ☄︎

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ヨーロッパ旅行記~あてのないパリの巻~

ヴェルサイユから再びバスでパリ市内へ戻る。
どこで降ろされたのかは全然覚えていないが、ご夫婦と一緒にメトロでルーブル美術館に向かった気がする。
メトロ構内の売店でチケットを買ったことは覚えている。

そこから徒歩で美術館のライオンのいる入口へ行ってみたが(ガイドブックに穴場と書いてあったので)その日は開いておらず無駄足させてしまった。
だので、ド定番ルートの三角オブジェの入り口から入る。そこではそんなに並ばなかったのに、館内に入ってからよく分からぬ列に並ばされ3~40分くらい謎に待たされた。

自分はモナリザだけが目的だったので、ご夫婦にも付き添っていただく。モナリザ目当ての人間が多いので地図を見なくてもそこら中に案内が出ている。迷わず辿り着いた。

思ったより小さい。
だだっ広い部屋にある小さい額縁の暗い女に群がる無数の人間。
傍から見るとそういう現代アートのよう。自分もこの中に入るのかぁ…と若干憂いつつ流れに身を任せていると彼女の真正面に立っていた。

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正直そんなに感想はない。きれいな絵でもないし。
こんなもんか、という感じだ。
ご夫婦もイマイチぱっとしない表情をしている。


バカな自分はここでもミュージアムショップに寄らずご夫婦と別れてさっさと外へ出た。写真も上記ともう一枚しかない。馬鹿なの?
次パリへ行った暁には、絶対にミュージアムショップで沢山買い物する。ニケ?ミケ?とか何か他の有名な絵は同行者が見たいと言えば見てもいいかな。


ご夫婦にお礼を言って別れた後、フラフラとマレ地区へと歩いて行く。
適当に歩いたのでどこを歩いてどこの店へ入ったのかさえ分からない。セーヌ川の位置さえ頭に入れておけば何とかなる。
お腹がすいたのでその辺にあったパン屋でチョコデニッシュを買う。歩きながら食べる。
冷えているのに今まで食べたパンの中で2番目に美味しかった。1番は朝食のクロワッサン。どうしてこんなにサクサクなの?

マレ地区は古着屋、雑貨屋が多い街。片っ端から古着屋へ入ってみたがピンとくるものがなく服は買わなかった。店員さんたちに「Japanese?」と聞かれることが多かった。チャイナでない確認をしたいのだろうか。

可愛いアクセサリー屋さんがあったので入る。
小さなショップなのに、自分好みの商品ばかりで時間をかけて吟味。
ハートに小さいダイヤが敷き詰められたチェーンリングとイミテーションダイヤのピアスを購入。ピアスは試着させてくれた。文化の違いか?
(リングは帰国後すぐに失くして捨てたと思っていて、誰にも言えないほどにショックだったが(3万円した)、2年後NYへ行く準備の際にぽろっと出てきた。)

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これどこ?

道中、アホの日本人観光客だ、と思われるとすぐスリが近寄ってくるのでまるで現地人のように堂々と歩いていた。特にあてもなかったのでスマホを見る必要もないのだが。
そんな風にしていると、チャイナだか台湾人だかのおばさんに中国語で何か聞かれた。たぶん「ここへ行きたいのだけどどう行ったらいい?」みたいなことだ。中国人じゃないから中国語も喋れないし、そもそもここがどこだか自分でもわかっていない。「あ、、Sorry.I'm japanese.」と断る。
再び歩いているとまた、今度は白人のお姉さんにスマホを見せられて何か聞かれた。(流石にそれはなくね?アジア人の自分よりその辺歩いてる白人に聞くほうが安パイだろ…)とこの状況に引いたが、「Sorry.」困ったジェスチャーを加えて断る。

堂々としすぎるのもよくないのかもしれない。