𓅿情緒不安定OLの備忘録 ☄︎

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ヨーロッパ旅行記~英語力皆無の巻~

相変わらずフラフラと歩き続けているが、一応「フランスに来たのならマカロンを食べよう」という安っぽい目標はあったのでその辺にあったパティスリーへフラフラと入る。

ピンク色のマカロン(確かストロベリー味)と、温かい飲み物が欲しくてレジに置いてあるメニューから「カフェ」を一つテイクアウトした。
この時自分が放った言葉は「ディス ワン」。pleaseすら出ない英語力。
そして出てきたものはマカロンとカフェ味のアイスクリーム。数秒思考停止した後情けなさで虚しくなる。
勿論どうすることもできないので、得意のポーカーフェイスで店を出る。さも当然のように、を演出。

店の外にテーブルと椅子が置いてあるので場所を借りてマカロンを食べてみる。
うん、美味しい、筈。だけど「カフェ」の衝撃で味わえない。写真もない。
少し雨も降っていて6月末だというのに寒い。これは…「カフェ」に手を付けるのは自殺行為だな、と胃腸の弱い私は即座に判断。


日本人が想像するパリとは違い、街中には2・30mおきに路上生活者がいる。酷い場所は2・3mおきだ。
自己満足したくてパティスリーに来るまでにも持ち歩いていた飴を配っていた。
「カフェ」も食べずに捨てるのも忍びないので同じようにあげた。今思えばクソ寒い時に施すものではない。


再び当てもなく歩いていると、ショコラトリーを発見。
家族へのお土産にいいな~と眺めていると日本語で話しかけられた。日本人の店員さんがいらっしゃったのだ。
他愛もない話をしつつ試食させてもらい、いくつかショコラを購入。家族にも「高カカオで苦いのに止まらない美味しさがある」と好評だった。一体なんというお店だったのか。
適当に歩いてはいるが、頭の中でセーヌ川を意識して迷子にならないようにしていたので、店員さんにセーヌ川の位置を確認してからお店を後にした。


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どこかのお店


昨晩バスでTさんが、ここは日本人が経営している日本人向けのお土産屋 と言っていたお店に偶然辿り着いたので入ってみる。
フランス各地のお土産が日本語の説明と共に置かれた店内。そして奇跡的にヴェルサイユ宮殿の林檎の飴を発見。絶対に割高だろうが迷わず2つ購入。

トイレもお借りする。水の流し方が特殊なので気を付けてくださいね、とのこと。
トイレの中には使い方が書かれてあるのだが、どうやらペーパーは流せないらしい。なるほど。便器の横に1mほどの大きなゴミ箱がある。蓋はなく、ペーパーが山盛り。なるほど。なるほど。郷に入れば郷に従え。



夕方6時頃。そろそろ晩ご飯を食べてホテルへ帰ろう。女一人でパリをうろつくのは危険だ。
カジュアルそうなレストランを適当に見繕って入店。どこの席でも良いよと言うのでテラス席へ座らせもらう。アジアンがオープンテラスに座るのはよく思われないと聞いたことがあるがオーナーらしきおじさんはにこやかに接してくれた。
メニューが英語と中国語なので忍ばせておいたガイドブックのおまけページと照らし合わせてみる。よく分からない。うんうん唸っているとおじさんが何人だ と聞くので、日本人だ と答える。パッと笑顔になったおじさんが日本語メニューを持って来てくれた。

ジャガイモのポタージュ、サラダか何らか?、メイン忘れた肉系?、パン、そしてクリームブリュレ!
いや、もうアメリじゃんっ! テンションが上がる。
ポタージュ3人前くらいの量あったのが苦行で他にどんなご飯を食べたのか忘れた。
クリームブリュレはクリームブリュレの味がして美味しかった。


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憧れのクリームブリュレ
アメリの真似をしてスプンの裏でカラメルを割って食べた


にこにこの自分。チップ問題にぶち当たるが持っていた小銭全部置いてきた。