ニューヨーク旅行記〜台北の巻〜

トランジットは丸一日あるので、ざっくりと予定は決めていた。ベンチで寝たので、何度も起きては寝てを繰り返し、朝7時前には目が覚めていた。
スーツケースは飛行機に預けたまま次の便へ自動的に運ばれるので身軽だ。

空港から台北市内へMRTで移動。台湾は2回目だが、そもそもがわかりやすく作られているので、初めての人でもそんなに迷うことは無い。
GWだが台湾は既に蒸し暑い。冷房は寒すぎる。早朝なので人はまばら。

何も食べてないので、良く良くお店を見極めて衛生的に大丈夫そうな屋台で肉まんのような物を買う。日本語メニューもあり、言葉も通じてくれるので助かる。想像より随分と美味しい。

足ツボマッサージ店に行ってみたかったので、事前に調べておいた店へ向かう。台北駅のすぐ近くだ。
オープンが8時なので、まだ時間がある…適当に歩いて時間を潰した。謎の公園を発見。やたらとコバエや蚊が多かった。ゆっくりベンチにも座れない。そして陽射しが強い…

8時きっかりに店へ入る。一番乗りだ。
メニューは台湾語より日本語の方が大きく表示されていて、日本人観光客向けなのかもしれない。90分3,500円くらいのコースにした。一番人気らしい。店員はおばさんばっかりだ。何となく安心。
着替えをして、リクライニングチェアで足湯(10分以上浸かっていた。その間放置される。目の前で掃除が始まる)からの、足ツボマッサージ。「痛い」も「大丈夫」も必要最低限の言葉は聞き取ってくれる。
その後、場所を移動して全身の指圧マッサージ。ロクに寝れてなかったので爆睡した。
機内での疲れも取れたし、行って良かった。

まだ10時だが、次の目的地へ向かう。12時オープンのカフェへ。電車と歩きで30分ほどの場所にある。ゆっくり向かったがまた早く着いてしまった。する事もないので、店の前で待つ。すると、続々と日本人観光客がやってくる。みんなもインスタで調べてきたんだなぁ…
12時になり、やけにお洒落で洗練された店内へ入る。
ショーケースの中がもう可愛い。

台湾の物価からしたらギョッとする価格(ケーキ1コ700円くらい)だが、ケーキとイチゴオレを注文。
可愛い…ひたすらに可愛い…映えの権化だ…

ケーキを割ると中から抹茶味のクリームが流れ出てくる仕様。映えの極み。
味は美味しい。抹茶味。ただ、7㎝×7㎝の立方体なので、半分食べて死にそうになった。周りを見ればみんな苦悶の表情を浮かべながら口へ運んでいる。イチゴオレで流しながら必死で食べ続けたが、( このまま食べると体調悪くして、機内で死ぬのでは？)と思いギブアップ。
男性の店長だったから、量が多いのかもしれない。値段据え置きで減らして欲しいところ。

来た道を帰り、再び台北駅へ。フライトは19時だから、まだまだ時間がある。近くの商業施設へ入ってみたが、ほとんどの店が閉まっている。詳しい事は分からないが、台湾全土？がどうやらお店が特別に閉まっている期間らしい。POPがあったが読めなかった。
諦めて駅へ戻る。台北駅は中央に吹き抜けがある。その何もない広場に、大勢が地べたに座ったり寝たりして時間を潰しているのだ。何度見てもこの光景には慣れない。

する事もないので空港へ向かう。税関を通り、出国手続き後のエリアで過ごす。
桃園空港には、そのエリアに無料のシャワールームがある。素晴らしい。台北駅の地下でタオルを買っておいた。一日以上シャワーを浴びていないので、この施設はめちゃくちゃ有難い。しかも広くて清潔。シャンプー、ボディーソープ、ドライヤーも付いている。タオルさえ用意すれば良いのだ。

持って来ていたトートバッグの紐が今にも千切れそうなのでお土産屋さんで買い直す。無駄な出費だ。

次のフライトは15時間ほどある。また泣きながらお父さんとお母さんとLINEをして、機内へ乗り込む。
懲りずにドキュメンタル7の続きを観て再び後悔した。