𓅿情緒不安定OLの備忘録 ☄︎

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ニューヨーク旅行記〜ティファニーの巻〜

観光最終日、深夜便に乗るので夕方まで時間がある。

まずは、グランドセントラルターミナルへ行ってみる。
目的はただ建物の内部を見学するだけだ。


個人的には絶対見に行くべき!だとは思わない。
プラネタリウムみたいで綺麗だけど、そんなに……


目的地の中の一つ、ティファニー本店に向かう途中の店で朝食を食べる。
サンドイッチやヨーグルトもあれば、デリもある。
都会は知らんが、自分の地元では見たことないような店だ。

スモークサーモンとクリームチーズのサンドイッチと、紅茶を買う。
ここに来てようやく食べ物ひとつの大きさの違いに気付く。本気で食べきれない。味はまあ、不味くはないが量が多い上にパサついているので喉に入っていかない。
サンドイッチを買った後にヨーグルトがあるのに気付いて後悔した。絶対ヨーグルト食べたい。


食べ終わってはないが、ティファニーまで歩く。

本店ということもあり冷やかしの観光客の出入りが多い。
目当ては指輪なので1階フロアでショーケースを覗く。
たまに話しかけられるが何を言ってるか分からないのでとりあえず笑っておく。
日本じゃあり得ないが、プライスが表示されていない。ショーケースの中に1個あるか無いか…さっぱり値段の予想がつかない。
「この中で一番安い指輪を持ってきて」なんて品のないこと言えないし、まず喋れないし。

15分くらいウロウロして、一番気に入ったデザインの指輪を着けさせてもらう。スタッフのお兄さんがイケメンだ。薬指にはめてもらう。(右手だが)
いい感じ。お兄さんも「ぴったりのサイズだね」って言ってる。
「これに決めました」って言えなくて「this」のみ。
通じたけど。please.くらいスッと言えるようになりたい。
ようやくプライスが出てきた。

【$1,060】
NYに降り立って初めてみた数字だった。数秒フリーズした後、両替電卓で提示された金額を入力してみる。
その時の価格でおよそ13万円。正直、予算の倍だった。が、断る術も勇気もない。素直にクレカを差し出す。
よく見ると砂粒みたいな大きさのダイヤが4つ付いている。ティファニーで石が1つでも付くと桁が上がるのは知っていた。何故ちゃんと見てなかったんだろう…

でも、日本で買うよりは数万円安いし、パリでハンドメイドのダイヤ付きの指輪も3万以上したし、本店まで行って少額購入はあまり思い出に残らないだろう、そもそもデザイン気に入ってるし…………
あれやこれやと自分が納得できる材料をかき集めた。
清水の舞台から飛び降りるとは正にこの事だな、と思いながら店を後にする。


ティファニーの紙袋を提げて、5番街を闊歩する。
ハイブランドがひしめき合っていて歩くだけでウキウキする。
それに私にはティファニーという鉄壁の鎧があるのだ。どんなブランドがあろうともう物怖じせず入れる。

母に「何かブランドの財布を買ってきて」と漠然とした ブランド の概念の、半お使いのようなものを頼まれていたので、MJに行ってみる。
二階建ての可愛くておしゃれな店舗だ。少ない客だがほぼ日本人なので少し安心する。日本人はホントにブランドが好きだな(自分も)。
予算内で可愛いものがあったので購入。カードで買ったが、何故かレジのあるバックヤードに一緒に来いと言われる。別に他の人みたいにソファで待ってても良いんだけど…何だったんだアレは。警戒してるように見えたのか?



5番街で見かけたプードルたち。
思わず写真を撮った。街行く地元民も写真を撮っていたので、NYといえど珍しい光景なのかもしれない。