𓅿情緒不安定OLの備忘録 ☄︎

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ヨーロッパ旅行記~唐草の指輪の巻~

6月28日水曜日

いつも通りの朝食を食べ、各々モンサンミッシェルへ移動。雨が降っている。

シャトルバスが出ているのでそれで移動するのだが、乗客が多く奥に詰めてもらわないと出入り口でぎゅうぎゅうになってしまう。圧死しそう。しかも全員片手には傘。
車内に視線を向けるとゆとりのある通路にいる白人のおっさんと目が合う。にもかかわらず一歩も奥へ行ってくれないおっさんであった。

同じバスに乗っていた添乗員のTさんが「すごいぎゅうぎゅうでしたね~」というので、さっきの酷いおっさんの話をしてやる。



怒りながら集合場所へ着き、ガイドが始まる。
話を聞いたり聞かなかったりしながら迷路みたいな島をぞろぞろ歩く。
島から見る景色も美しく、徐々に満ちてくる潮の動きと音にも癒される。
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ここで寝れる。

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この↑床の丸が、
この↓天井の丸らしい。だからどうしたっていうんだ。
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ガイドの後はランチまで自由行動。
下調べしていなかったので、気の赴くままに歩いてみた。こういうことするから迷子になる。
お城を迷路にしたような道ばかり、探検みたいでわくわくしてきた。
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お土産屋に辿り着いたので物色。ゴブラン織りのうちの子たちに似たねこ柄のポーチを買った。(”ちゃんと”made in France)

ガイドの途中Tさんが、
”唐草の渦が3つ刻印されている指輪を肌身離さず持っておくと幸せになれる”
と言っていたので途端に買う気になった。
旅行先でこういう物を買うタイプの女。
Tさんと一緒に現物を見てデザインを確認した上で、小ぶりな物がないかとあらゆる店を探す。
やっと見つけたピンキーリングは3,000円くらいした。全く良いカモだ。
以来ずっと財布に入れてあるが幸せが訪れたことはない。まだかな


幸せの指輪を買えたのであとは適当に祖父母、いとこたちへのお土産を探す。
ステラおばさんinモンサンミッシェル みたいなクッキーが銘菓らしいのでそれにした。あと、レジ前にあって可愛かったのでモンサンミッシェルが小さくプリントされた赤いボールペン、自分用。


ランチは名物のオムレツ。
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見た目ほどの味ではない、可もなく不可もなく…味が薄い?
デザートにスイカが出てきて、これをペロリと食べてしまったのが間違いだった。

ヨーロッパ旅行記〜天国とはこういう所の巻〜

6月27日火曜日

10:20発のエールフランスに乗ってローマからパリへ。
確か、お昼が出ないので空港内のマックでハンバーガーを食べた。日本より高かった気がする。サイズはそんなに変わらない。

およそ2時間でパリ シャルルドゴール空港着。
EU間の空路なのでスムースに移動できたものの、不審物騒ぎがあり待っていてくれるはずのバスが通行止めで来ていない。
30分ほどロータリーで待ちぼうけを食らった。
結局何事もなかったようだ。



ここからモンサンミッシェルまでバスで4時間半…
2席分を一人で使っていてもかなりしんどかったので、他の参加者はもっと辛いだろう。
ただ救いは、景色がのんびりした田舎町とひまわり畑でとても綺麗だったこと。

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道中、トイレ休憩も兼ねてお土産屋へ寄る。ツアー会社と提携している店なので日本語表示だ。
チーズ・からすみ・お菓子・石鹸…
土産は足りないより余るの精神でかなり沢山購入。
(フランスでなくイタリアでの道中だったかもしれない。すっかり忘れた。)


寝たり起きたりを繰り返しているとモンサンミッシェル地区へ着いた。
絵本の中みたいな可愛い田舎町。

モンサンミッシェル地区は予め予約をしていないと町へ入れないようになっているらしい。なのでスリが他の観光地に比べかなり少ないようだ。


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今日のホテルは HOTEL GABRIEL
今までもこれからもこんなに可愛いホテルへ泊まることはもうないと思う。
ロビーも部屋も全部可愛い!
どういう部屋の割り当てをしたのか謎だが、一人で4人部屋。

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広いロフトに2つベッドがある。

「部屋がこじんまりして狭いね」とみんなが口々に言うので、4人部屋だと言ったら驚かれた。


荷物を置いたら晩ご飯まで各自自由行動。
ホテルは教会の対岸になるので遠目に眺めるだけしかできないが、これが本当に綺麗で空気まで美しく癒される。

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夕方なので人も疎ら、さざなみの音の中ぼんやり見える島の様な教会。

ローマに比べるとぐっと気温が下がり16℃しかない。Gジャンを羽織っても寒いのに、ずっと対岸に座って眺めていた。
ここで野宿できそうな、癒されすぎて居眠りしそうな、そんな全てが美しく穏やかな場所。

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トレビの泉にコインは投げたが、自分はモンサンミッシェルにもう一度行きたい。



晩ご飯はホテルのレストラン。ここの食事が一番おいしい気がする。
各々好きなお酒をボトルで注文しシェア。毎食、誰かにお水やワインをいただいていたので自分もリンゴのお酒 シードルを。
飲みやすくて甘すぎずよかった。
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サマータイムが導入されるだけあって、夜10時でも薄らぼんやり明るい。


夜はせっかくなので、わざわざロフトに上って寝た。

ヨーロッパ旅行記~灼熱のローマの巻~

6月26日月曜日

飽き飽きするほど同じ内容しかない朝食を食べ、ローマの街へ。

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コロッセオは外から眺めるだけ。なので余計に実感がない。
この頃のヨーロッパではテロが多発していたので、AK47くらいの大きさの銃を持った兵士があちらこちらで見張りをしていた。
かっこよかったので写真を撮ろうと思ったら「Sorry」と共にスマホを下ろせのジェスチャー
建物撮る振りして再チャレンジも考えたが、バレた時洒落にならないだろうから諦めた。


再びバスに乗りトレビの泉に向かう。
現地ガイドさんが、道中にある遺跡を説明してくれたがその遺跡がそこら中にあるので全く追えず一つも覚えていない。


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トレビの泉
また賑やかなおじさんが撮ってくれた。
泉は絶賛清掃中(主にコイン拾い)なのにおじさんに促されてコインを後ろ向きで投げる。


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すぐ傍のジェラート
内装から可愛い。普通に美味しかったと思う。


徒歩のままバチカン市国へ入国。
軽めのセキュリティチェックもある。そのまま美術館に繋がっており入国した感覚がない。
訳が分からないまま着いて歩いていたらローマに戻っていた。

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天井しか撮ってない。

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どこまでバチカン



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ランチのお店へ徒歩移動。
ピザのほかに、サラダとデザートがあったようななかったような。
ほぼ具がないピザなのに飽きずに一枚食べきれたということはそうとう美味しいのだろう。


時刻は16:30
スペイン広場へ。
ここから2時間ほど自由時間。予め行きたいお店は調べておいた。
買えるはずもなく...のコンドッティ通りは歩くだけで楽しく、2往復ほどした。
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行きたかったKIKO。プチプラなのでティーンの女の子たちが多い。
目に付いたコスメをカゴへ入れる。この時買った口紅が本当に使い良くて、もっと買えばよかったと後悔している。


しかし暑い。なんだかどんどん気温が上がっている気がする。
とりあえず キウラート ミケーレ CHIURATO MICHELE に向かって歩く。
道すがらの薬局にある電光の温度表示には「38℃」の文字。体感は38℃どころじゃない、45℃はある。呼吸だけでしんどいし意識も朦朧としてくるが、ここで倒れたら色々不味いので気力のみで歩く。

後から知ったが、この後ヨーロッパには熱波が来たらしい。そりゃ暑いわ。


KIKOから徒歩5分の筈なのにキウラートに着いた時には汗びっしょりで息も絶えず絶えず。クーラーの効いた店内に入ってもしばらくしゃがんでじっとしておかないと倒れそうな暑さだ。

何とか落ち着いて皿を物色。
値段の下調べをしていなかったが、目が飛び出るほど高い。
大皿は無理なので豆皿を3枚購入。これでも1枚2~3千円はしたはず。


集合場所はスペイン広場の階段を上った所。
暑さの中必死で階段を登りきると、他のツアー参加者もぜぇはぁしている。
自分だけ体調がおかしいのかと思いきやみんな同じなようで安心した。
参加者の顔のよく似た新婚夫婦と「暑すぎませんか…」と会話。2時間の間に水2リットル飲んだらしい。


ここからさらにバスまで歩く。本当に地獄だった。全員暑さで無言。
バスではミネラルウォーターも売ってくれるので本当に助かる。

夕食は、レストランでカンツォーネを聴きながら。
疲れすぎていて、何を食べたかも、カンツォーネがどんなものだったかも断片的にしか覚えていない。
写真も1枚も撮ってない。